監督・脚本鈴 木 真 帆

1988年8月22日千葉県生まれ。十文字学園女子大学シネマセラヴィに所属。
わずか1分43秒の初監督作品「格差婚」で学生映画業界デビュー。
同作品で第20回東京学生映画祭ショートショートショート!(2008年)にて、審査員特別賞を受賞。
2009年1月には「クランブル・ハッピー」でも監督を務め、本作「空になじむ」では
初めての長編作品に挑んだ。

元々、自分の脚本で長編映画を撮りたいという思いがありまして、前作『クランブル・ハッピー』
の撮影が終わる頃には、脚本を考え始めていたんです。
始めは、あまり難しいテーマにはせずに
観ている人の心が暖まるような作品にしようと思っていました。でも、あるとき一人で電車に乗って
いた時に、ふと喋ることの出来ない小さい女の子と、不器用な大きい男性の話が頭に浮かんでき
たんです。それからは、ストーリーが次々に浮かんできて、是非この物語を撮りたいと強く思いま
した。
でも、同時に実際に撮るのは難しいなというのも感じました。子役をメインに映画を撮った
ことがありませんでしたし、学生の自主映画で子役が起用されている作品というのを観たことが
なかったからです。なので、この話をプロデューサーにした時は、はっきり言ってダメ元でしたが、
今思うとあのときちゃんと話しておいて良かったとつくづく思います。だって、あの時にプロデュー
サーに話したから渡邉琴音ちゃんという素敵な女の子に出会えたわけですから(笑)

子役も決まったし、あとは撮影を頑張ればいける!という感じでしたが、現実は甘くなかったです
…。撮影…大変でしたね(笑)まず外の撮影は寒い!風の音うるさい!まぁしょうがないことなの
ですが、2、3月に撮影したのは初めてだったので、色々と予想外でした。更に私の体調不良で
あったり、スケジュールの大幅変更があったり、本当にご迷惑おかけしました。そんな中、最後ま
でついて来てくれたキャスト、スタッフの皆さんには心より感謝しております。

とにかく私が言いたいのはですね、この『空になじむ』という作品は、色々な方の協力があったか
らこそここまで辿り着けたのだということです。この作品に協力して下さった全ての方に、心より
感謝申し上げます。本当に有難うございました。

 

 

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